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平成19年
肥後狂句年間賞
| 一心不乱 自分の足で歩きたい |
山室三丁目 井藤武志 |
| 貯金箱 揺すって頬の緩ました |
帯山五丁目 中川流石 |
| もうへとへと 育児書に無いことばかり |
江津二丁目 岡田茂美 |
| ペットボトル 粗茶ですけどて出してきた |
R・N肥後の種牛 |
| 開け放し 隣りの猫も遠慮なし |
本渡 池田美子 |
| あれもこれも 定年したらしてみたい |
大牟田市 道子 |
| 悩みます 寝込むと誰も見てくれん |
八分字町 松村菊雄 |
| 後まわし 夫婦喧嘩にお客さん |
帯山五丁目 中川流石 |
| 後まわし まだ釣り銭の足らだった |
国府 R・Nかざみどり |
| 車椅子 ゆっくり押して見せる花 |
大牟田市 道子 |
| 車椅子 娑婆はこんなに広かった |
城南町 R・Nたく |
| 裏通り そのコーヒーがお気に入り |
甲佐町 吉村大作 |
| 褒められて その気にならす試着室 |
荒尾市 吉本五男 |
| 褒められて 母の料理て言い出せん |
山鹿市 ゆみこ |
| 大慌て お膳の数が足らだった |
白藤四丁目 江口治子 |
| 旅の宿 親子で背中流し合い |
若葉三丁目 鬼塚巳利 |
| 旅の宿 迷路のごたる部屋捜し |
宇城市小川町 村上笑子 |
| 本の山 これで資格の取れました |
大牟田市 道子 |
| やかましい 出戻ってきた申請書 |
植木 吉田沁醐 |
| 母の声 父から受話器奪わした |
江津二丁目 岡田茂美 |
| がまだしもん よくぞ農家に来てくれた |
菊池市 光堀善教 |
| メモ用紙 妻が指令の書いてある |
合志市 高橋無印 |
| メモ用紙 幾ら下ろすと足りるどか |
荒尾市 白ゆきひめ |
| メモ用紙 机の下で回りおる |
大牟田市 道子 |
| ご苦労さま 並んで待って手に入らん |
戸島六丁目 R・Nハラノ・ユルゲンス |
| 甘ったれ ママに聞かずに決めなっせ |
山鹿市 ゆかり |
| 撫でさすり 手相は見んでいやらしさ |
植木町 吉田沁醐 |
| 撫でさすり 皮膚の衰え眺めさす |
八分字町 松村菊雄 |
| 落ち着いて 挨拶状に取り掛かり |
帯山五丁目 中川流石 |
| 掲示板 まだ愛犬の見つからん |
白藤四丁目 江口敏夫 |
たくさんのご応募ありがとうございました。
なお、勝手ながら敬称は省略させていただきました。ご了承ください。
熊本日日新聞社の「くまにちコム」の「肥後狂句」にも掲載中です。 |
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